MtFのトランスジェンダー(男性から女性)の私が彼氏を作り自分を受け入れた経験|生きるのが辛いと悩みました。

 

私は都内に住む30歳の団体職員男性です。

今はLGBTの人たちがもっと住みやすい街や社会を作ることに特化した活動をするNPOの団体に所属しています。

LGBTはここ何年かでその言葉がやっと知れ渡ってきたぐらいで、まだまだ認知度は低く、自身がLGBT当事者であることから生きづらい世の中であることに変わりはないため、少しでもその状況を変えようとしています。

かく言う私もLGBTの当事者です。

 

私はMtF(男性から女性)のトランスジェンダー

私の場合は「T=トランスジェンダー」であり、産まれたときは男でしたが今では女として生活しています。
私は男として産まれたので親にも男の子の格好をさせられたり、
男の子向けのテレビを見せられたりしましたが、ずっと違和感を感じていました。

そして、中学の時に女の子と遊ぶ時間の方が長くなり、
女の子と一緒にいる時の方が気持ちも楽であり、
女の子と男の子の話をしている時が1番楽しいという感覚に気づいてきました。

男性として生きるのが辛いと悩んだ

もちろん「男子生徒としての制服」も嫌な気分でした。
これが私のトランスジェンダーとして自分を認識するきっかけになりました。

「もしかして自分は変なのかな?」と思いながら生活していました。
制服がとにかく嫌で、高校は制服がないところに進学しました。

高校生になるころには周りの女子のマネをして化粧をするようになっていきました。
その姿が親にバレて「男のくせに化粧なんてするな!」と言われたこともあります。

 

 

この「男のくせに」という言葉が私を傷つけました。
また、いわゆるスカートなど「女性の格好」をして学校に行っていたことから、
男子生徒からはこちらからわかるようにコソコソ話をされたり「キモい」と堂々と言われたこともありました。

そのため私は高校の頃はほとんどを1人で過ごしていました。

「私は一生1人なのかな」と思っていました。
当時の友達は中学時代の2-3人だけでしたが、彼女たちの前では「男の格好」だったので会いづらかったです。

そんな私でしたが
彼氏を作ることができ、どんどん人生が変わっていきました。

ここでは、トレンスジェンダーとして悩んだ自分が、
彼氏を作るためにしたことをお話します。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

MtFのトランスジェンダー(男性から女性)の私が彼氏を作った経験|生きるのが辛いと悩むより、進む。

 

高校卒業後、
私は進学せずに渋谷のとあるアパレルショップでバイトをしていました。

同時に恋愛に憧れ、
ネットの口コミを頼りにLGBTの掲示板を利用したこともあります。

 

 

顔も見ずに文字だけなら大丈夫かも、
と思って自分の話もしていきましたが、
私にアクセスしてきた人たちはふざけ半分でLGBT掲示板を利用している異性愛者のからかうような心ない酷い言葉の数々でした。

それに私は完全にうちのめされ、心に傷を負いました。

「LGBT掲示板なんて嘘だ!」と思い、
掲示板での出会いを求めるのをいっさいやめました。

 

同じMtFのトランスジェンダー(男性から女性)の友達が私を変えた

 

それからというもの、
バイト先に新しく、私と同じトランスジェンダー「M to F(男性(Male)から女性(Female)へ)」の人が入ってきました。
この人との出会いが運命を変えました。

彼女が最初に私に話しかけてくれました。

「類は友を呼ぶ」ではないですが、
「どことなく似ている」という直感から私は彼女と頻繁に会話をするようになっていきました。

彼女は恋愛どころか友人すらほとんどいない私に積極的に話しかけてくれ、
2人でご飯に行ったり遊びに行ったりしました。

「私と同じ」ということから一緒にいる時は気持ちが楽でした。
そして、彼女は既にカミングアウトをしていると私に話してくれました。

 

 

そんな彼女が眩しく見えました。「強いな」と憧れました。

それからも私たちは常に一緒にいるほど仲が良くなりました。
そして、彼女と「友達」を続けていくうちに人生で初めて自分がトランスジェンダーなことを彼女に話しました。とても勇気がいり、泣きながら話しました。

すると彼女は「知ってるよ」と言い抱きしめてくれました。
ドッと疲れたと同時に「初めて自分を出せて良かった」「初めて言えた相手が彼女で良かった」と思いました。

彼女と「同じ気持ち」を共有することによって「親友」と呼べる関係になれました。
彼女は私を色々なところに連れて行ってくれました。

代々木公園のレインボーパレードやLGBTのオフ会など社会のマイノリティである自分がマジョリティである時間を過ごすことで自信が持ててきました。

 

LGBTバーで運命の出会い|MtF(男性から女性)のトランスジェンダーが彼氏を作る!

 

そして彼女と一緒に行ったとあるLGBTバーで私は運命の人に会いました。

その人は「B」つまりバイセクシャルの男性でした。

筋肉質で色黒の短髪で黒縁メガネが似合う人でした。
見た目は完全にタイプでした。

友人に「あの人カッコいい」というと「あー。ゆうくんね。」と言って紹介してくれました。
LGBTバーに来るということから「僕はBだけど、君は?」と気軽に話しかけてくれました。

「Tです」というと「すっかり女の子だね」と言ってくれました。
その言葉にとても嬉しくてドキッとしました。

 

 

その日ずっと「ゆうくん」と話しました。
彼のこれまでの人生を聞き、私のことも話しました。

「LGBTしかいない」という場所であったことからすぐに打ち解けることができました。
そしてたった数時間なのに彼の前で笑い、泣き、肩にもたれていました。

終始ドキドキしっぱなしでした。
それからというもの、彼のことが頭から離れない日々が続きました。

LGBTバーで何度も会った

それから私は1人でもゆうくんと初めて会ったあのLGBTバーに通いました。
ゆうくんは常連で何度もこのバーで会いました。

ゆうくんを通し、他にも何人もの友人もできていき、
同時に「LGBTバーでの出会いが恋愛に発展する」ということも知りました。

私にとってそれはゆうくんでした。
バーに通っていくうちに「恋なのかな」と思いました。
「人を好きになる」ということを初めて感じました。

ゆうくんのことが頭から離れず、ご飯も食べられない状況が続きました。

そしてゆうくんから、「ご飯行こうよ」とLINEが来ました。
私は嬉しさと緊張という2つの気持ちを持ちながら彼に会いました。

彼は私を「素」でいさせてくれる不思議な力を持ってました。
その日は食事だけでしたが、その後は2人で出かけることも増えていきました。

彼氏ができるまで|MtF(男性から女性)のトランスジェンダー

映画を観に行ったり、
遊園地に行ったりすればするほど彼が好きになっていきました。

 

 

私は気持ちが抑えられなくなり「好き」と伝えました。
付き合うとかよりも好きと伝えたかったのです。

すると彼の方から「ありがとう。じゃあさ、付き合おう?」と言ってくれました。

私にとっての初恋が結ばれ、
人生で初めて恋人ができた瞬間でした。

LGBT掲示板で心ない冷やかしの言葉を浴びせられて自暴自棄になったこともありましたが、LGBTバーという優しい空間を利用したことにより、恋人ができました。

 

彼氏の素晴らしさ|MtF(男性から女性)のトランスジェンダーとして生きることに悩んだけれど

 

「付き合うことで感じた楽しさ」

彼と「恋人」として付き合っていくことは私にとって成長でしかありませんでした。

自分がLGBTでいわゆる「社会のマイノリティ派」であっても、それをネガティブにとらえることなく「自分は自分だ」と前向きに生きていく彼に私は励まされていきました。

これまでずっと1人で生きてきた私で色々諦めてきていましたが、
諦めなくて良かったと心から思える存在でした。「人生捨てたもんじゃないな」と思いました。

人生で初めて「人に愛されることの幸せ」という気持ちや、
「好きな人のために尽くす」という気持ちを感じました。

「自分のこと以上に、誰かのために生きる」ということを学びました。

 

MtF(男性から女性)などトランスジェンダーとして生きることが辛いと悩む必要はありません

 

LGBTだからと言って決して後ろ向きになる必要は一切ありません。
時代が徐々にLGBTへの認知が広まってきていることに比例し、LGBTのコミュニティも増えてきています。

学生時代ずっと1人で過ごし、
色々諦めてた私はLGBT掲示板やLGBTバーで出会いを求め、結果的にバーで知り合ったゆうくんとは今でも付き合い続けています。

 

 

私の場合は友人にLGBTバーを紹介されたきっかけも有りましたが、
ネットで調べてみても結構LGBTバーは全国的に存在します。

個人的にはLGBTバーに通うことで出会いの幅が広がると思います。
自分自身も大きくかわるきっかけがたくさんあると思います。

是非後ろ向きになってしまっているLGBT当事者には勇気を出してLGBTバーにまずは1回行ってみてもらいたいです。思いがけない出会いが待っているはずです 。

 

MtF(男性から女性)トランスジェンダーやLGBTが彼氏彼女を作る方法③

 

私はここまで、
LGBTバーや掲示板を紹介しました。

私は紹介での出会いがあまりうまく行きませんでした。
そしてLGBTバーで出会うことができました。

ですがなかなか、周りにバーがない人や、
直接の出会いがまだLGBTとして自信がない人もいますよね。

私は実際、
恋活婚活サイトを使っても男性に出会ったことがありますし、
LGBTの出会いとしてアプリは特によく使われています。

私の周りでも人気で私も利用したのは、
ハッピーメールという恋活アプリです。

 

 

ハッピーメールは男女ともに利用できるアプリなのですが、
SNSに近い感覚で、男女ともに交流することができます。

掲示板や動画などもあり、
ゲイやレズビアン、トランスジェンダーなど様々な男女がいます。

LGBTが出会うアプリはたくさんありますが、
ハッピーメールは日本で最も多くの利用者がいるアプリなので、
他のアプリに比べて圧倒的にLGBTが多くいます。

私はここで、同じLGBTの仲間ができたことがありますし、
友達作りとして利用している人も多くいますし、
もちろん出会い目的の人がたくさんいるので、恋人が出来ます。

 

 

基本的には検索や掲示板など様々な方法で相手を探し、
このようにいいね!やメールなどをして出会います。

LGBTの人は、
基本的に使っていればこの人はLGBTだとわかりますし、
思い切り書いている人もたくさんいます。

ハッピーメールには、
素敵なLGBTの男女がいます。

 

 

 

無料で見れるので、
ぜひハッピーメールで素敵な出会いをして見てくださいね。

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